囲の字プランとは、字の形のごとく一マスが1間半(約2.8m)の囲の形で軸組を構成する平面プランで、1間半の井桁に組むことで、構造的に無理なく架構ができます。若干面積は小さめですがモデルプランとして活用しています。
平成21年度に宮崎スギ高品質材の家づくり促進事業(宮崎県)における「循環型モデルの家づくり」と題して開催された、1,000万円台でつくれる県産木材及び自然素材にこだわった住宅のモデルプランをつくるモクセンプロジェクトにおいて、家づくりの「ものさし」づくりに取り組みました。
また、平成22年度にはモクセンプロジェクトを発展させ、住宅分野への地域材供給シェア拡大総合対策事業(木材構造振興株式会社)「地域材を生かした地域型住宅づくり」において、『みやざき囲の字型スケルトン住宅~双子柱による施工精度の高い家づくり~』に取り組みました。
そして、平成25年度には宮崎森林整備加速化・林業再生事業の地域材利用開発において、その考え方を応用した、「繰り返し利用ができる仮設ユニット」の開発に取り組んでいます。